能勢の風景
大阪府の最北端の地、能勢は、北摂連山の山々に囲まれた兵庫県と京都府との境に位置します。
大阪市内では考えられないほど自然が残り、冬の極寒期にはマイナス10度近くまで下ることも
珍しくありません。また能勢には古くから「三黒三白」といわれる特産品があります。

三黒は、黒牛・栗・炭。
三白は、寒天・米・酒。


豊かな自然環境を利用した農産物が多く生産されており、酒造りには最適の地と言えるでしょう。
能勢のお酒と言えば「呉春」等が有名ですが、それに並ぶ銘酒と言えるのが「秋鹿」でしょう。
「秋鹿」は全国的な知名度はまだまだかも知れませんが、一度飲むと大阪にこんなおいしいお酒が
あるのかと思われる方が多く、飲まれた方の多くがその虜になっているようです。
「秋鹿酒造」のモットーは、お酒の原料である米に対するこだわりです。蔵人自ら米づくりを行い、
自営田三丁で酒米の王「山田錦」の栽培をしています。
また蔵元の指導で、35軒の農家と契約栽培も行っています。
現在の山田錦の収穫数量は千俵程度で、蔵全体使用料の25%にあたりますが、
近い将来には100%を目指すとのこと。

蔵内での平均精米歩合は59%、水は歌垣山の伏流水を蔵内の井戸から汲み使用しています。
是非一度、大阪の隠れた銘酒をお試しください。